【東京メトロ】副都心線

路線名の通り、池袋・新宿・渋谷の三大副都心を経由し、山手線のバイパス的な役割を持つ東京メトロで一番新しい路線です。和光市から小竹向原まで有楽町線と線路を共用しており、小竹向原から池袋まで同線の直下を通ります。車両も有楽町線と共通になっており、有楽町線とともに小竹向原側は東武東上線西武池袋線と乗り入れるほか、渋谷からは東急東横線みなとみらい線相鉄線とも直通運転しています。また、優等種別も設定され、神奈川県から埼玉県への速達性も兼ねたダイヤになっているのも特徴です。B線の新宿三丁目東新宿間には40‰の急勾配が設けられ、使用車両もこれに対応しています。

 

所有者=東京地下鉄東京メトロ

所在地=埼玉県、東京都

起点駅=小竹向原駅和光市小竹向原間は有楽町線と共用)

終点駅=渋谷駅

路線記号=F

路線カラー=ブラウン

開業日=2008年6月14日

全長=11.9km(小竹向原~渋谷間)

駅数=11駅(同上)

所有車両=東京メトロ10000系、17000系

 

和光市 Wakōshi わこうし

所在地  埼玉県和光市本町4-6

駅番号  F 01

開業日  1934年(昭和9年)2月1日

営業キロ 0.0 km(和光市起点)

乗車人員 156,740人(2021年)

 東京メトロでは唯一埼玉県にある駅で、東京メトロでは最北端かつ最西端である。ただし、当駅は東武の管轄であり、方向幕、電光掲示板などは東武仕様のものになっている。副都心線唯一の地上駅である。

 

地下鉄成増 Chikatetsu-narimasu ちかてつなります

所在地  東京都板橋区成増二丁目11-3

駅番号  F 02

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 2.2 km(和光市起点)

乗車人員 44,314人(2022年)

 東京メトロの管轄としては最北端かつ最西端の駅。1987年の和光市開通以前は当駅が終着駅であった。現在も当駅の和光市寄りに両渡り線が名残として現存。東京メトロ発足により営団成増駅から改称。

 

地下鉄赤塚 Chikatetsu-akatsuka ちかてつあかつか

所在地  東京都練馬区北町八丁目37-16

駅番号  F 03

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 3.6 km(和光市起点)

乗車人員 36,536人(2022年)

 下赤塚駅東武東上線)と区別するため、北隣の地下鉄成増とともに駅名に事業者を冠している。東京メトロが発足した2004年に営団成増から改称。なお、有楽町線とホームを共有しているため要注意。

 

平和台 Heiwadai へいわだい

所在地  東京都練馬区早宮二丁目17-48

駅番号  F 04

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 5.4 km(和光市起点)

乗車人員 38,769人(2022年)

以前は畑が多く、開業当時の地上出入口はキャベツ畑に囲まれていた。尾崎豊の生家や彼がギターをよく弾いた通称「ボロ公園」が近い。有楽町線とホームを共有しているので注意が必要。

 

氷川台 Hikawadai ひかわだい

所在地  東京都練馬区氷川台三丁目38-18

駅番号  F 05

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 6.8 km(和光市起点)

乗車人員 34,762人(2022年)

 副都心線で唯一相対式ホームになっている駅で、これは当駅前後の区間が複線シールドトンネル構造になっているためである。氷川神社の最寄り駅。有楽町線とはホームが共同になっており、乗車する際は注意が必要である。

 

小竹向原 Kotake-mukaihara こたけむかいはら

所在地  東京都練馬区小竹町二丁目16-15

駅番号  F 06

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 8.3 km(和光市起点)

乗車人員 159,118人(2022年)

 当駅から西武有楽町線が分岐しており、西武線飯能方面へ直通する列車も多い。2・3番線の駅名標の下には『小竹小学校』の表記があるが、案内放送では呼称されない。駅名は二つの地名を合成している。

 

千川 Senkawa せんかわ

所在地  東京都豊島区要町三丁目10-7

駅番号  F 07

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 9.4 km(和光市起点)

乗車人員 34,918人(2022年)

 副都心線有楽町線は上下別でホームが異なる。当駅を始発とする列車も2本設定されているが、逆に千川止まりの設定はない。有楽町新線時代には当駅のホームは開業していなかった。

 

要町 Kanamecho かなめちょう

所在地  東京都豊島区要町一丁目1-10

駅番号  F 08

開業日  1983年(昭和58年)6月24日

営業キロ 10.4 km(和光市起点)

乗車人員 36,047人(2022年)

 千川と同様、副都心線有楽町線は上下別でホームが異なる。山手通り、首都高中央環状線と交差する。有楽町新線時代には当駅のホームは開業していなかった。

 

池袋 Ikebukuro いけぶくろ

所在地  東京都豊島区西池袋三丁目28-14

駅番号  F 09

開業日  1954年(昭和29年)1月20日

営業キロ 11.3 km(和光市起点)

乗車人員 461,392人(2022年)

 かつて有楽町新線新線池袋駅として使用された用地を活用し、丸ノ内線ホームとは改札内でつながっている。副都心線単独区間(2008年開業区間)としては当駅が起点となる。

 

雑司が谷 Zoshigaya ぞうしがや

所在地  東京都豊島区雑司が谷二丁目6-1

駅番号  F 10

開業日  2008年(平成20年)6月14日

営業キロ 13.1 km(和光市起点)

乗車人員 17,807人(2022年)

 建設中の環状5の1号線の地下に位置し、当駅を建設する際に行われた発掘調査で江戸時代の茶碗や徳利が多数出土している。都電荒川線と乗り換えができるが、都電雑司ヶ谷駅ではなく鬼子母神前駅への乗り換えとなる。

 

西早稲田 Nishi-waseda にしわせだ

所在地  東京都新宿区戸山三丁目18-2

駅番号  F 11

開業日  2008年(平成20年)6月14日

営業キロ 14.6 km(和光市起点)

乗車人員 32,955人(2022年)

 早稲田大学西早稲田キャンパス最寄り駅。当駅は平日の朝夕に学生、学校関係者などの利用が目立つが、それ以外の時間帯は閑散としている。当駅付近では東西線と交差するが、同線には駅がない。

 

東新宿 Higashi-shinjuku ひがししんじゅく

所在地  東京都新宿区新宿七丁目27-11

駅番号  F 12

開業日  2008年(平成20年)6月14日

営業キロ 15.5 km(和光市起点)

乗車人員 35,204人(2022年)

 副都心線で唯一ホームの方式が上下2層となっており、優等列車の待避も可能。2012年には新宿イーストサイドスクエアが駅と直結して建設されるなど、駅周辺では再開発が進んでいる。

 

新宿三丁目 Shinjuku-sanchome しんじゅくさんちょうめ

所在地  東京都新宿区新宿五丁目18-22

駅番号  F 13

開業日  2008年(平成20年)6月14日

営業キロ 16.6 km(和光市起点)

乗車人員 129,191人(2022年)

 新宿の中心地に位置する駅であり、副都心線開業当初から急行が停車する。丸ノ内線を30 cm下でくぐってからホーム自体に勾配をつけつつ都営新宿線のトンネルのわずか11cm上を越えるという複雑な構造となっている。地下通路メトロプロナードが広範囲に連絡し、新宿駅などへ徒歩連絡が可能。

 

北参道 Kita-sando きたさんどう

所在地  東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目7-11

駅番号  F 14

開業日  2008年(平成20年)6月14日

営業キロ 18.0 km(和光市起点)

乗車人員 20,737人(2022年)

 駅は地表から16mと副都心線新規開業区間では比較的浅い。計画当初は当駅の周辺地区に駅の設置予定はなかったが、渋谷区の要望により、設置された。代々木駅や千駄ヶ谷駅は徒歩圏内である。

 

明治神宮前 Meiji-jingumae めいじじんぐうまえ

所在地  東京都渋谷区神宮前六丁目30-4

駅番号  F 15

開業日  1972年(昭和47年)10月20日

営業キロ 19.2 km(和光市起点)

乗車人員 86,222人(2022年)

 駅名の通り明治神宮が近く、JR山手線原宿駅へ乗り換えもできる。また、案内上では駅名に<原宿>と付くようになっている。2023年3月より急行に加え通勤急行も停車駅になり、Sトレイン以外の全列車が停車するようになった。

 

渋谷 Shibuya しぶや

所在地  東京都渋谷区渋谷二丁目21番13号

駅番号  F 16

開業日  1927年(昭和2年)8月28日

営業キロ 20.2 km(和光市起点)

乗車人員 582,241人(2022年)

 副都心線の終着駅で当駅より東急東横線に直通する。案内表示板や駅名標も仕様が東急に準じたものになっている。駅は安藤忠雄によって設計され、駅全体は宇宙船をテーマにデザインが施されている。